2017-06

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落合尚之「罪と罰」1巻感想

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アマゾン検索ではまだ画像がないので貼り付けで失礼します。

「罪と罰」といえば、ロシアの文豪、ドストエフスキーによって書かれた小説が一番に思い浮かぶと思います。この作品は手塚治先生によって漫画化されているので、あの分厚い罪と罰を読むのが辛いという人には漫画をおすすめします。

今回紹介するこちらの罪と罰はドストエフスキーの罪と罰を原案としていますが、まるっきり同じストーリーではなく日本人が主人公です。双葉社、アクションコミックに連載中、著者は落尚之氏です。

あらすじ
有名大学に在籍する主人公、裁弥勒(たち みろく)はもう4ヶ月も大学へも行かず、バイトもせず家にひきこもっていた。姉からの郵便物にも気づかず携帯の充電が切れていることにも気づかないでカーテンを閉めた薄暗い部屋の中にいた。
その後何回か訪れる管理人から郵便物を受け取ると姉から電話をするように書かれていたので、弥勒は姉へ電話する。電話の内容は、姉が結婚するということ。その話に弥勒は喜べず、姉が結婚するのは自分が情けない、頼りない存在だからと考えた。
姉の結婚相手は成金で大金持ちであり姉は弥勒が学校へ行かないことも知っているようだった。
ファーストフード店から商店街を見下ろしながら姉の結婚のこと、自分のことを考えていると女子高生の集団が上がって来た。弥勒はその中の一人に見覚えがあった。偶然援助交際をしているところを見たのだった。彼女はグループの中でいじめにあっているようで5人分の飲食代を払ったり援助交際でお金を稼がされたりたまり場にされたりしていた。
グループのリーダーは女学院に通う馬場ヒカル。彼女を中心に他学校の生徒を援助交際に斡旋し金を受け取っていた。
「害虫・・・・確かに害虫だ、あんな奴は・・・・。生きていたって世の中の害になるだけの・・・・。」
「生きていても他人も自分も傷つけるだけの害虫だ。そんな害虫を取り除けたとしてそれが罪になるだろうか?」
「『目的の達成が流血をあがなうだろう』・・・・・・そうして僕は計画の第一歩を踏み出した。」
そして弥勒は馬場ヒカルに接近し、「殺す」ことを決意する・・・・。

ここで1巻が終わります。

主人公の裁弥勒は普通に見れば好青年です。しかし目の下はクマがひどく、ヒゲも伸び、服装もスウェット。立派なニートです;部屋の全体図を見ても食器は溜まり、ペットボトル、紙パックが床に多数転がっていて自炊もしてない様子。
でも女子高生のグループ組織を観察するために変装?した姿はやっぱり好青年でした。
眼鏡にジャケット!なかなかカッコイイです。

一巻の冒頭では、
『その頃僕は、あるひとつの「計画」に心を囚われていた。』
とあるので主人公にとって過去の出来事を振り返っているようです。
話の中でも、なぜ弥勒は大学に行かないのか、バイトもしないのか、描かれていません。
「せめて社会に出て働いていれば・・・・。だけど、だけど俺は・・・・・。」
だけど何!!?
また姉が結婚するにあたっての気持ちや婚約者のこと、現在はいない父親のことも描かれていません。
漫画の中にある、「殺す、殺して奪い取る、血に塗れた手で俺の未来を」というセリフも、馬場ヒカルを殺しただけでは弥勒の未来は輝かしいものにはならないし、殺したとしてもその後職について姉の結婚を受け入れられるとも限りません。

彼を客観的に見るならば、通常ではない、少しどこか変で近寄りがたい感じです。
援助交際組織に対抗するという役を演じることで辛い現状、悩みから逃げる、心理的負荷を守るため対象を変えているように見えます。
今多くいるニートと援助交際など若者の現状、そしてこの世界を地獄と見る主人公、2巻で彼がどう動いていくのか楽しみです。
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

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